オウンドメディアの成功事例|最速で作り上げる秘伝の9ステップとは?

こんにちは、落合です。
今日は『オウンドメディアの作り方と成功事例』についてお話していきたいと思います。
インターネットが登場したことで、誰もが気軽にビジネスを始めることができる時代になっており、今では会社に雇われずとも個人で生きていけるようになりました。
個人で生きていけるようになった最大の理由は『情報発信が手軽に行えるようになったから』で間違いありません。
情報発信とは自分が何かしらの情報を発信して、それを相手にキャッチしてもらうことを指します。
ですが、一昔前でしたらテレビや新聞などの大手メディアを利用するしか情報発信する道はありませんでした。
情報発信することで、自分の考えや魅力というのを相手に伝えることができるので自分のファンが増えます。
だから、芸能人やアーティストには昔から多くのファンが付いているわけです。
そして、ビジネスにおいても『どれだけファンを獲得できるか?』が結果を出していくために重要になってきます。
AKB48がCDを出す度に100万枚を突破するのは熱烈なファンがいるおかげですし、任天堂がマリオのゲームを発売すれば、たちまち世界に普及するのもファンをガッチリと掴んでいるからです。
例えば僕自身も昔からAppleのファンです。
使っている携帯も『iPhone』ですし、パソコンで作業する時は『MacBook』を利用しています。
このように見れば、経済を回してるのが『ファン』の存在であるのが理解できるかと思われます。
そして今の時代はインターネットがあるので、テレビや新聞などを使わずとも、SNSなどを通して気軽に情報発信ができるようになりました。
つまり、誰もが自分のファンを作れる時代になったのです。
自分のファンを気軽に作れる時代になっているからこそ、個人でビジネスを展開していくことができるわけですが、ここで重要になってくるのが『オウンドメディア』と呼ばれるものです。
これからビジネスを始めていく場合には、確実にオウンドメディアの作り方は知っておかなければなりません。
オウンドメディアを軽視したビジネスをやってしまうと、たとえ資本力がある企業でも厳しい世の中になってきます。
それぐらいオウンドメディア作りというのは今の時代に必須のスキルと言っても過言ではないのです。
というわけで本日は、
●オウンドメディアって何?美味しいの?
●オウンドメディアの成功事例について学びたい
●どうやってオウンドメディアを作っていくのかを知りたい!
という方に向けて記事を書いていきたいと思います。それでは早速、本題に入っていきましょう!
1.オウンドメディアの真の意味
では、初めに『オウンドメディアってそもそも何?』という前提の話をしていきます。
オウンドメディアが何なのかを知らないで話を進めても、全然頭に入りませんからね。
なので、ここで意味を押さえていただけたらと思います。
1-1.オウンドメディアとは?
まず、オウンドメディアとは、
「個人・自社が所有する(Owned)ネット上のメディア」のことを指します。
大体、日本でオウンドメディアと言えば、ブログ(ホームページ)・メールマガジンが該当します。
ただし、実はオウンドメディアの他にも2つほど別のメディアの名称があって、それが『アーンドメディア』と『ペイドメディア』です。
以下、2つの違いについてですが、
アーンドメディア(Earned media)は、ソーシャルネットワークを活用した消費者とのコミュニケーションを主な役割とするメディアを指します。
SNS(Twitter、Facebookなど)がアーンドメディアと呼ばれていて、Earned(信用・評判)を獲得していくのに長けているのが最大の強みです。
一方、ペイドメディア(Paid media)は、PPC広告やテレビCMなど広告費を払うメディアのことです。
最近では、これら3つを組み合わせながらビジネスを展開していくのが常套手段となっています。
ただ、今回に限ってはテーマが『オウンドメディア』ですので、SNSやPPC広告といった別の媒体の話は避けます。
1-2.オウンドメディアを作成する意義
オウンドメディアを作成するメリットは計り知れないため、年々その重要性が高まっています。
なぜオウンドメディアの重要性が高まっているのかは冒頭でも書いたのですが、理由としては『ファンを獲得していくことができるから』というのが一番に挙げられます。
当たり前ですが、ファンを獲得していくためにはそもそも論として『自分が発信する情報に触れてもらう』ことが絶対的に必要です。
情報に触れてもないのにファンになるも何もありませんからね。
だからオウンドメディア(ブログやメルマガ)を作ることで、個人および企業が発信する情報を触れてもらうことができるのです。
しかも、オウンドメディアには『媒体自体が資産になる』というとてつもない強みがあります。オウンドメディアは自分が消さない限りネット上に残ります。
つまり、作ったブログ記事などは5年経とうが10年経とうが残り続け、集客した人に対して価値を提供し続けるのです。
一度、作ればあとは『ほったらかしで集客』ができて、自動的に価値を提供し続けられるのが資産型の魅力でありオウンドメディアの強みでもあります。
1-3.オウンドメディアの未来
さて、先ほどオウンドメディアの魅力を軽くお伝えしたのですが、今後の未来においてオウンドメディアはどうなっていくのでしょうか?
これは僕の個人的な意見になるのですが、
「質の高いオウンドメディアがどんどん出てくる」という見通しがあります。
例えば一昔前であれば500文字、1,000文字程度のブログ記事でも余裕で検索結果(Yahoo、Google)の上位に表示される時代がありました。
しかし、最近はオウンドメディアの重要性に多くの人が気づき始めているので、昔と比べてレベルが全く違う領域にあるのです。
その顕著な例が『有名企業・大企業によるオウンドメディアへの参入』になります。
例えば、コロコロコミックなどを出版している『(株)小学館』がかなり力を入れたサイトを作っていたりします。
それが以下のサイト。
出典:https://lab.waterserver.news-postseven.com/
上のサイトはウォーターサーバーの情報を網羅的に盛り込んだサイトですが、このように『小学館』という有名企業ですらオウンドメディアを作る時代になっているのです。
しかも当然、その中身もわかりやすく濃い情報を届けています。
なので今後はこういった大手企業が参入していくのが目に見えていますし、個人でも強力なスキルを持った人がどんどんオウンドメディアを立ち上げていくと思います。
だからこそ、これからは質の高いオウンドメディアが出てくると判断できるのです。
しかし、そうなってくると、
「じゃあ、初心者はもう参入できないの?」
と感じてしまう方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
正直、誰だって最初は初心者ですし、スキルや思考力は成長していくものです。
僕だって最初は超がつくほどの”ド素人”でした
落合
ただ、オウンドメディアの作り方を間違えてしまえば、同業者(ライバル)に負けてしまうことも考えられます。
そこで、今回の記事では『ライバルに負けないオウンドメディアの作り方を9つのステップ』で紹介していきます。
9つのステップを押さえれば、資産となるオウンドメディアを構築していくこともできるので参考にしてもらいたいです。
2.オウンドメディアの成功事例
では、9つのステップに入る前に『オウンドメディアの成功事例』をいくつかピックアップしてみたいと思います。
オウンドメディア作りにおいて重要なのは『他のメディアはどんな構成になっているのか?』を知ることです。
そうすれば自分がメディアを作っていく際に、具体的にイメージもしやくなります。
というわけで、3つほどオウンドメディアの成功事例を載せますので、一つ一つ解説していきましょう。
2-1.成功事例①:GameWith(ゲーム攻略系サイト)
まず、最初に紹介するのが株式会社GameWithが運営している『GameWith』というサイトです。
このサイトはサービスリリースからたった3ヶ月で月間1億PVまでたどり着いた化け物中の化け物サイトです。
『GameWith』はとにかくスマホゲームの攻略に特化したサイトで、そのコンテンツレベルも驚異的に高いです。
実際、質が高いからこそユーザーに支持されますし、サイト内の巡回率も高まります。
一人のユーザーが何度もサイトをぐるぐるする仕組みが出来上がっているので、圧倒的なPV数を叩き出せるのです。
もちろん、個人がこのサイトのように月間1億PVを叩き出すメディアを作るのはほぼ不可能です。
むしろ狙って月間1億PVのサイトを作れる戦略的思考を持っているなら、企業からとんでもない報酬額でヘッドハンティングされます。
結局、大事なのは『メディア作りにおけるエッセンス(本質)を抽出する』ということです。
『どうしてGameWithはユーザーに支持されるのか?』を自分の言葉で言語化することで、自身のオウンドメディアに活かしていくことができます。
だから、雲の上のようなサイトと思わずに、
「自分のメディアに活かせるところはないか?」
を探っていくのがビジネスをやっていく意識としては大事なんです。
2-2.成功事例②:ferret(Webマーケティング系サイト)
2つ目にご紹介するのが株式会社ベーシックが運営している『ferret』になります。
『ferret』は、わずか1年で月間170万PVを達成したWebマーケティング市場におけるモンスターメディアです。
事実、Webマーケティング市場は競合も多い傾向にあるのですが、その中でも1年で月間100万PVまで行くのは並大抵のことではありません。
そんな『ferret』の特徴は『圧倒的な情報量とトレンドに沿った情報の提供、そして初心者でも学びやすいカリキュラムがある』ということです。
『ferret』はとにかく見やすさを重視されており、誰にでもわかりやすいように記事が書かれています。
この”誰にでもわかりやすいように書く”というのがオウンドメディア作成において超大事な視点になります。
そもそも難しいことを難しいまんまに書くのは誰だってできます。
しかし、それでは読者を置き去りにすることに繋がるので、結果的に高い評価を受けられないのです。
そこで重要なのは『難しい内容を誰にでもわかりやすいように書く』こと。
つまり、難しいことを噛み砕いて説明することができれば、読者も読んでて満足するので、オウンドメディアとしての評価が高まるのです。
『ferret』は小難しいWebマーケティングをわかりやすく書いてるのが特徴なので、自身がブログ記事を作る時などはとても参考になるメディアだと思います。
2-3.成功事例③:ノマド的節約術(節約・倹約系サイト)
最後に紹介するのが松本博樹さんが運営している『ノマド的節約術』というオウンドメディアです。
『ノマド的節約術』も月間100万PVを軽く超えるメディアで、膨大な記事数が入っています。
で、『ノマド的節約術』はコンセプトが節約や倹約になるので、殆どのジャンルを記事にすることができるのが強みです。
実際、サイト内の記事ジャンルを見てみると、
- クレジットカード
- 旅行
- 住宅ローン
- 美容・健康
- カラオケ
- 脱毛
- ビジネス
- 資産運用
など、あらゆる系統の記事が入っているので、記事ネタが尽きることは考えられません。
『ノマド的節約術』は、どんなジャンルの垣根も超えて記事を書いていくことができるので、様々な属性のユーザーを引き込んでいけるのも強みです。
これだけ幅広くジャンルを選定できるので、キャッシュポイントも多く設置することができます。キャッシュポイントを複数設置できれば、当然収益にも反映されますので、『ノマド的節約術』からは多くのことが学べます。
3.オウンドメディアを最速で作る秘伝の9ステップ
それでは、オウンドメディアの成功事例がイメージができたかと思いますので、いよいよメディア作りに入っていきたいと思います。
ちなみに復習ですが、オウンドメディアは『ブログ(ホームページ)』や『メルマガ』を指します!
落合
まず、オウンドメディアの作成方法は人それぞれ異なるのですが、ある程度の型(テンプレート)があるとわかりやすいです。
そこで、今回は僕がオウンドメディアを立ち上げる際に意識してる『9つのステップ』をご紹介していきます。
このステップを押さえることができれば”最速で”オウンドメディアを立ち上げることができます。
メディアを作るのはさほど難しくないので、どうぞ参考にしてみてください!
というわけで、9つのステップを紹介していきますが、それが以下になります。
- 徹底した市場(マーケット)のリサーチ
- ブログのコンセプトを決める
- 最終ゴール(理想世界)の設定
- サーバーおよびドメインを契約する
- WordPressでブログを立ち上げる
- キーワード選定(SEO対策)
- ブログ記事の作成
- メルマガを運用していく
- 研究・分析
上のステップがオウンドメディアを構築していく際に必要なので、一つ一つ解説していきたいと思います。
3-1.ステップ①:徹底した市場(マーケット)のリサーチ
まず、オウンドメディアを構築していく時にやってしまいがちなミスが『いきなりブログ(ホームページ)を立ち上げてしまう』ことです。
なぜ、いきなりブログを立ち上げることがミスなのかと言いますと、『そもそも、最初から勝てない市場で戦う可能性が出てくるから』です。
ドラクエで例えるとわかりやすいですが、下調べせずにダンジョンに入っても戦闘不能になる確率が高いですよね?(ドラクエ知らない方はすみません!!)
実際、自分がレベル10しかないのに、ダンジョンにいるモンスターがレベル50とかだったら確実にやられます。
だから、オウンドメディアを立ち上げる時もあらかじめ市場(≒ダンジョン)をリサーチしておいて、『どこだったら勝てるのか?』を判断しておくのが大事なんです。
敵を知らずして勝負に勝つことはできません。
リサーチするだけで勝率を飛躍的に高められるのは間違いありませんので、まずは徹底した市場のリサーチをしていくことが重要です。
3-2.ステップ②:ブログのコンセプトを決める
さて、市場のリサーチが完了したら、続いてブログのコンセプトを決めていきます。
先ほど、リサーチが重要だと口酸っぱく言ってきたのですが、今回のステップもオウンドメディアを構築していくために欠かせないものです。
なぜなら、オウンドメディアは自身の中心となる媒体なので、あらゆるWebメディアに影響を与えるからです。
つまりオウンドメディアのコンセプトが弱いと、そのまま各媒体にまで伝わってしまうのですね。
だからこそ、コンセプト決めは手を抜いてはいけないステップになります。
で、ライバルと差別化を図るためのコンセプトを実際に作っていくためにやるべきなのが『ライバルはどんなブログを作っているのか?』を調査することです。
ステップ①で市場をリサーチして勝てるところを探しましたが、その段階からライバルのブログを片っ端から見ることを推奨します。
すると、ネット上にあるブログを見ていますと、段々とどんなオウンドメディアを作っていけばいいのかが見えてくるのです。
なぜなら、オウンドメディアの中では”参考になるもの”と”ならないもの”で分けられて、何度も見ていく間に参考になるものだけを抽出できるようになるからです。
例えば、Aブログ、Bブログ、Cブログという3つのメディアがあったと仮定します。
この中でCブログはあまり参考にならないと判断し、逆にAブログとBブログは質が高いオウンドメディアだと判断できました。
そうしたら、『Aブログの要素』と『Bブログの要素』を組み合わせて、Dブログ(≒あなたのメディア)を構築していけば質が高いものが作れるのです。
この例はかなりシンプルなんですが、結局のところビジネスにおける答えというのは全て市場の中にあります。
だからこそ、まずはライバルブログのリサーチを繰り返して、参考になるメディアをピックアップしていくのが大事です。
そこで、実際に参考となるメディアを探す時に便利な視点を紹介しておきます。
参考となるメディアを探す時に、どこを見るべきかですが、これは『5W1H』を軸に判断するのが望ましいと言えます。
で、5W1Hとは、
●Who(誰に):誰に向けられた発信か?
●What(何を):何を売っているのか?
●Where(どの):どのテーマを選んでいるのか?
●When(いつ):いつのタイミングで商品を販売してるのか?
●Why(なぜ):なぜ、発信してるのか?(≒理念)
●How(どのようにして):どうやって伝えているか?
このように上の6つを指すのですが、リサーチしていく段階で他のオウンドメディアを片っ端から5W1Hに当てはめて考えてみると情報を整理していくことができます。
まずは『Who(誰に)』ですが、他のオウンドメディアが誰に向けて情報発信しているのかをリサーチしてみてください。
もしも、誰に向けて発信してるのかわからないメディアでしたらその時点でアウトです。
ターゲットを定めないと情報発信にブレが生じてしまうので、結局はユーザーに響くコンテンツを作っていくことができないのです。
次に『What(何を)』についてですが、これは他のオウンドメディアが何を売っているのかを探るステップです。
そのオウンドメディアの中でどんな商品やサービスを売っているのかを注意深く見ていきます。
で、ここで大事なのが『顧客のベネフィットは何か?』を考えることです。
商品自体の強みや特徴はあくまで、商品のメリットでしかありません。
それ以上に大事なのは『商品を手にした後にお客さんがどう変わっているのか?』ということで、これがベネフィットです。
商品やサービスを売っているということは、少なからず顧客のベネフィットを満たそうとしています。
人が動く場合は、必ずベネフィットを満たすときなので、他のオウンドメディアがユーザーにどんな価値を提供しているのかを見ていってみてください。
さて、その次の『Where(どこ)』ですが、これは単純にライバルがどんな発信をしているのかをリサーチしていきます。
英語なら英語、ダイエットならダイエットと判断できますが、実際にはダイエットと一口に言ってもジャンルは細かく分かれています。
- 糖質制限ダイエットなのか?
- 酵素ダイエットなのか?
- 運動をしないダイエットなのか?
など、発信する情報は細かく切り分けることができるので、そこを見逃さずにチェックしましょう。
『When(いつ)』は、いつのタイミングで商品を販売しているのかを見る項目です。
商品をブログ内で売っているのか、あるいはメルマガなどに誘導して売っているのか?
そして、商品を成約させていくためにどんな過程を経ているのか、などを見ていくようにしてください。
さて、次は『Why(なぜ)』に関してですが、こちらは5Wの中で最も注意深く見るべき項目だと言えます。
大抵の場合、オウンドメディアを立ち上げる場合には発信者の理念があります。
で、その理念に共感したユーザーは、強烈なファンになる傾向にあるので、自身のオウンドメディアを立ち上げる時も理念を作っていく必要があるのです。
理念が固まれば自然とユーザーも集まってきて、ファンもどんどん出来ます。
なので、『他の発信者がどんな理念を持って情報を提供してるのか?』を見ていくのが大事です。
最後に『How(どうやって)』ですが、これは今まで解説してきた5Wを発信者がどうやって伝えていっているのかということです。
オウンドメディアといっても、ブログの他にもメルマガを使っているのか?
あるいはSNSやYouTubeなんかも使って情報を発信してる場合もあるので、情報発信手段を探っていくようにしてみてください。
以上、5W1Hを駆け足で見てきましたが、再度復習しますと、
●Who(誰に):誰に向けられた発信か?
●What(何を):何を売っているのか?
●Where(どの):どのテーマを選んでいるのか?
●When(いつ):いつのタイミングで商品を販売してるのか?
●Why(なぜ):なぜ、発信してるのか?(≒理念)
●How(どのようにして):どうやって伝えているか?
この6項目を重点的に見ながら、他のオウンドメディアをリサーチしていくようにしましょう。
そして、オウンドメディアのコンセプト作りにおいて、さらに深掘りしていきたい場合は、
上の2記事でコンセプトについてはかなり網羅していますので、参考にしていただければと思います。
3-3.ステップ③:最終ゴール(理想世界)の設定
さて、ステップ②でオウンドメディアのコンセプトを決めたら、次にやるべきなのは『最終ゴール(理想世界)の設定』です。
コンセプトを決めることでライバルと差別化を図り、読者からの評価も上げていくことができます。
で、実際に今のネット上にあるオウンドメディアは、質の高いコンテンツを作れば勝手に評価されるだろうと思っている傾向にまだまだあります。
しかし、最終的に読者から高い評価を受けるためには『コンセプト』が必要不可欠です。
だからこそコンセプトは決して手を抜いてはいけないのですが、さらにオウンドメディアの質を上げていくならば『最終ゴールの設定』もしなければなりません。
最終ゴールというのは自分が描く理想世界のことで、
「オウンドメディアにアクセスしてきた読者をどこに導きたいのか?」
を明確にしていくことが必要です。
最終ゴールを明確にすることで、自分の『理念』を打ち出していくことができます。
結局、下手なスキルや実績なんかで人を集めるよりも『理念』に共感した人を集める方がよっぽど重要です。
自分の理念に共感できる読者と共にビジネスをやっていくことができたら、自分も相手もより良い環境で実践していくことができます。
なので、オウンドメディアの強化を図るためにも、
「読者をどこに導いていきたいのか?」
はしっかりと言語化できるようにしておきましょう。
3-4.ステップ④:サーバーおよびドメインを契約する
ステップ③まで押さえることができたら、オウンドメディア作りの土台は完璧です。
ここからはいよいよオウンドメディアの中心となる『ブログ(ホームページ)』を立ち上げていきます。
最初の手順はサーバーおよびドメインを契約することです。
3-4-1.サーバーを契約する
ブログを立ち上げるためには『サーバー』と呼ばれるものが必要です。
サーバーとは、言わばインターネットにおける土地の役割になります。
例えば、家を建てる時って家の材料があるだけじゃ建てられませんよね?
その家を建てるための『土地』が絶対に必要であって、土地がなければ家に住むことはできないのです。
要するに、『ブログが家』で、『サーバーが土地』みたいなものだとイメージして頂いて問題ありません。
肝心のサーバーなんですが、僕が最もおすすめするのが『エックスサーバー(XServer)』です。
『エックスサーバー(XServer)』はとにかく誰でも操作しやすい仕様になっているので、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。
実際、個人でブログを作るとなった時、最も仕様する人の割合が高いのが『エックスサーバー(XServer)』です。
維持費も月に1,000円前後と格安なので、オウンドメディアを作る場合は『エックスサーバー(XServer)』を中心に立ち上げていくのが無難です。
3-4-2.ドメインを取得する
さて、先ほどはブログが家でサーバーが土地という例え話をしたのですが、あともう一つ家を建てる時に必要なものがあります。それが『住所』です。
土地や家があっても『住所』がなければ存在していないのと同じなので、オウンドメディアを立ち上げる際にもネット上に住所となるものが必要となります。
その住所となるのが『ドメイン』です。
例えば、僕のブログのURLは『https://ochiai0.com/』というものですが、『https://ochiai0.com/』こちらの赤文字の文字列がドメインになります。
ドメインを取得しない限りはオウンドメディアを作っていくことはできませんので、サーバーだけではなくドメインも取得していきましょう。
では、ドメインの取得はどこがおすすめなのかと言いますと、これは2つのサイトがあります。
まず一つ目が『ムームードメイン』です。
『ムームードメイン』はドメイン取得サービスの中でも特に有名なサイトです。
サイトとしての信頼性も高いので、『ムームードメイン』を使ってオウンドメディアのドメインを取得しても何も問題はありません。
そして、『ムームードメイン』と人気を二分するドメイン取得サイトが『お名前.com』です。
『お名前.com』でもドメインを取得していくことが可能なので、『ムームードメイン』かどちらかを選んで自分だけのドメインを取得していきましょう。
3-5.ステップ⑤:Wordpressでブログを立ち上げる
サーバーとドメインを契約したら、次はオウンドメディアの軸となるブログを立ち上げていきます。
で、ブログと聞くと大きく2種類に分かれて、それが『無料ブログ』と『Wordpress』です。
無料ブログはその名の通り、無料でブログを運営していくことができるためコストパフォーマンスは優れています。
しかし、無料ブログで作ったブログというのは資産にならず、突然削除されてしまう危険性が高いのです。
無料には無料なりのデメリットがたくさんあるということです。
なので、今からブログを立ち上げるとしたら必ず『Wordpress』で作るようにしましょう。WordPressで構築することで、オウンドメディアが資産となって半永久的に残り続けます。
しかも、Wordpressであればコンテンツをしっかりと作り続けていけばいくほど、オウンドメディア自体が検索エンジンから評価されていきます。
そうすると、自分のコンテンツが検索結果に反映され、大量のアクセスを呼び込むのです。
結果的に顧客からも評価されるWebメディアを作っていくことができるので、Wordpressで作るのが必須になります。
3-6.ステップ⑥:キーワード選定(SEO対策)
WordPressでブログを立ち上げたら、いよいよ記事を書いていく段階に入ります。
そんな記事を書く際に最も重要なのが『キーワード選定』です。
例えばオウンドメディアを構築して見込み客を集めていく時は、集めたい人(=ターゲット)を設定し、そのターゲットに合わせたテーマでブログ記事を書いていきます。
そして、投稿した記事から検索経由で集めていくのが一般的です。
仮に『英語 勉強法 独学』というキーワードを使って記事を書いたとしましょう。
もしも、自分が英語というテーマでオウンドメディアを構築したとして、上の画像のように『英語 勉強法 独学』というキーワードで『1位』を獲得できていたらどうでしょうか?
大量の見込み客が押し寄せるイメージがつくと思いますし、実際に検索経由でアクセスが来るのはこういった理屈です。
『ブログで記事を書いてアクセスを集める』という原理については、今の説明で理解して頂けたかと思います。
しかも、先ほどの『英語 勉強法 独学』で検索するユーザーの心理状態を確認してみたら、
「英語を独学で勉強したい」
と思ってる層だと簡単に導けます。
だから、ブログ記事の内容も、
「英語を独学で勉強するための方法や参考書(教材)」
を書いておけば、紹介してる商品が成約される可能性が極めて高いのです。
実際、英語を勉強したい人はたくさんいて年がら年中、検索されるキーワードでもあるので長期に渡ってアクセスを集めてくれます。
つまり、高い広告費を払ってアクセスを集めなくても、勝手に見込み客が集まる仕組みがオウンドメディアを構築することで可能になるということです(ただし、広告費を払うことで一気にアクセスを集められるのも事実です)。
このようにオウンドメディア戦略をマスターすることで、費用対効果が高いマーケティングを仕掛けていくことができます。
なので、僕としてはオウンドメディアを立ち上げて、効率的なマーケティングを仕掛けていくのが今後の時代において重要だと考えているのです。
3-7.ステップ⑦:ブログ記事の作成
ではステップ⑦の段階まで押さえることができましたら、後はブログ記事を作成していくだけです。
ブログ記事というのは一つ一つが資産となるので、書いたら後はメンテナンスをするだけでアクセスを呼び込むことができます。
しかも、ブログ記事は自分が寝ていようが旅行に行ってようが構わず、24時間ほったらかしで集客し続け、しかも価値を提供していくのです。
自動的に価値を提供し続けられる仕組みを持つことで、自分の時間も確保していくことができるため、ブログ記事を書いていくことがオウンドメディア戦略において重要だと言えます。
で、ブログ記事作成については『SEOライティング』と呼ばれるライティング技術を知っておくと便利です。
ブログ記事を作成することにおいてSEOが全てではありませんが、検索上位を狙いたいとしたらSEOライティングを知っておかないとかなり厳しいです。
そのため、SEO対策で上位表示を狙う場合は、適切なライティング技術を身につけていきましょう。
3-8.ステップ⑧:メルマガを運用していく
さて、ステップ⑦まででオウンドメディアの基本的な戦略に関しては解説してきました。
ただ、これまで解説してきたオウンドメディアの戦略は『ブログ』が中心です。
最初にお伝えした通り、オウンドメディアはブログの他にも『メルマガ(or LINE@)』がありまして、実はブログを構築していくよりもメルマガを運用していく方が遥かに重要です。
なぜなら、メルマガはクローズドな空間を演出できるため、自分自身のファンを作り出していくことができるからです。
もちろん、ブログだけでもファンを作っていくことは可能なんですが、メルマガを使った方がより濃いファンを獲得していくことができます。
なので、オウンドメディア戦略としてはメルマガもブログと一緒に活用していくに越したことはないのです。
で、実際にメルマガを配信していくためには『メルマガ配信スタンド』に契約する必要があります。
メルマガ配信スタンドは多くあって、どれも一長一短なんですが敢えて、僕がおすすめするとしたら『マイスピー(MyASP)』というメルマガ配信スタンドです。
『マイスピー(MyASP)』は大手と呼ばれる配信スタンドではないのですが、その機能は他のスタンドよりも圧倒的に優れています。
メルマガ初心者にとっては操作しやすいですし、中級者以上にとっても便利な機能が揃っているのです。
月の経費も3,240円で済ませることができるため、メルマガを配信していくとしたら『マイスピー(MyASP)』を僕はおすすめします。
で、肝心のメルマガ戦略については『ステップメールの書き方とは?成約率を高めるシナリオの流れを徹底解説』でも解説しています。
メルマガを使う最大のメリットは『ステップメール』を利用することにあるので、最大のメリットをフル活用していきましょう!3-9.ステップ⑨:研究・分析
さて、ステップ⑧まででブログとメルマガを構築したことにより、晴れてビジネスをスタートできます。
しかし、ブログやメルマガというのは単純に立ち上げただけでは意味がなく、しっかりと『研究・分析』を繰り返していかなければなりません。
つまり、PDCAを回していく必要があります。
- P(Plan):計画
- D(Do):実行
- C(check):検証
- A(Act):改善
このようにPDCAを回していくことでオウンドメディアの質は高まっていきます。
実際、ビジネスはPDCAサイクルの連続で結果を出していくものなので、ステップ⑨の実践を疎かにしないようにしましょう。
まとめ
オウンドメディアを作ることによってビジネスで何よりも重要視すべき『ファン(リピーター)』を獲得していくことができます。
そして、ファンを作っていくためのメディア作りとしては、
- 徹底した市場(マーケット)のリサーチ
- ブログのコンセプトを決める
- 最終ゴール(理想世界)の設定
- サーバーおよびドメインを契約する
- WordPressでブログを立ち上げる
- キーワード選定(SEO対策)
- ブログ記事の作成
- メルマガを運用していく
- 研究・分析
上の9ステップを踏んでいくと効率よく進んでいくことができます。
しかし、さらにオウンドメディアの質を高めていくためには、『戦略』というものも必要です。
そんな戦略に関しては『DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)の基礎戦略や事例を超わかりやすく解説』にて詳しく解説していますので参考にしてみてください。
それでは、今日はこの辺で!