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承認欲求を簡単になくす方法|嫉妬深い男でも克服できた秘密を語ってみた

 
承認欲求を簡単になくす方法|嫉妬深い男でも克服できた秘密を語ってみた
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落合えいた
職業:ゼネラルマーケター(ゼネラリスト×Webマーケター)。特定の分野・スキルに依存せず、マーケティングの原理原則に基づいたビジネスを実践。現在は、Webマーケティングを軸に、世の中の『価値の総量』を上げていくことを追い求めています。
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こんにちは、落合です。

『承認欲求をなくしたい!』『承認欲求を克服したい!』と思っている方は多いのではないでしょうか?

僕自身、承認欲求の塊みたいな男だったので、常に承認欲求をなくすための方法を模索してきました。

そこで今日は『承認欲求を簡単になくす方法|嫉妬深い男でも克服できた秘密を語ってみた』というテーマを中心に記事を書いていきたいと思います。

1.承認欲求は病気なのか?

自分自身で承認欲求が高いと理解していると、

「もしかしてこれって、病気なんじゃないか?」

と心配してしまうことも少なくないです。

僕も承認欲求がめちゃめちゃ高い人間だったので、割と本気で『病気なんじゃないか?』と思うことがありました。

ただ結論から言ってしまうと、承認欲求が高いこと自体は病気でも何でもありません。

そもそも承認欲求はマズローの欲求5段階説の中にも入っている欲です。

(画像出典:https://ferret-plus.com/5369)

マズローの欲求5段階説とは人間が根源的に持っている欲を5つの層で表したものです。

つまり、承認欲求は僕たちが根源的に持っている欲求なので、病気でも何でもなくて『少なからず誰もが持っている欲求』になります。

あなたの家族や友人もみんな承認欲求は持っています。

承認欲求が生まれる詳しい原因については以下の記事でも紹介していますので、よければご覧ください。

2.承認欲求を捨てるのは可能か?

承認欲求で苦しんでいる人は『承認欲求を捨てたい!』という思いを持ちます。

僕自身、承認欲求が人一倍強い人間だったので自分の承認欲求の大きさに苦しんだ時期がかなり長かったです。

そこで僕は承認欲求の捨て方について鬼のように調べましたし、何なら『数十万円単位』のお金を費やして人から直接聞いたりもしました。

なので、ネット上で最もらしく『承認欲求の捨て方はこうだ!』と書いている人とは比べ物にならないほど、『本気』で承認欲求を捨てるために僕は行動していたのです。

そこまで本気で行動した結果、僕がたどり着いた結論が、

「承認欲求を”完全”に捨てるのは不可能」

という現実でした。

承認欲求を簡単になくす方法|僕が克服するために実践してきた全て。

承認欲求を捨てるのは不可能と聞いて、

「なんだよ。じゃあ俺(私)はどうすればいいの、、、?」

とあなたは心から落胆しているかもしれません。

まぁ、そりゃそうですよね。

承認欲求を捨てるために鬼の如く調べて、なおかつそれなりの金額も払ってきた人間が最終的にたどり着いた答えが『承認欲求を捨てるのは不可能』なんですから。

僕が一人の読者としてこのページを見ていたら『俺(私)は一生、承認欲求を克服できないんだ…』と絶望を感じてしまいます。

でも、安心してください。

僕が言っているのは”完全”に捨てるのが不可能というだけです。

承認欲求が大きすぎる状態を軽減することは全然できます。

何なら承認欲求を完全に失くすのはそれはそれで問題だったりするのです。

その理由は一体何なのか?

ここら辺については詳しく説明しないと理解が追いつかない部分ですので、

  • 何故、承認欲求を完全に捨てるのが不可能なのか?
  • 承認欲求を完全に捨てるのが推奨できない理由

という2つの角度から説明していきます。

2-1.何故、承認欲求を完全に捨てるのが不可能なのか?

承認欲求を完全に捨てるのが不可能な理由の要因については、実はすでに記事内で触れています。

その要因はマズローの5段階欲求説です。

先ほど僕はマズローの5段階欲求説の中で『承認欲求は人間が持つ根源的な欲求の一つ』と答えました。

つまり僕たちは承認欲求を根源的に持っているからこそ完全に捨てるのは不可能に近いのです。

そして、承認欲求には『保存が効かない』という最大の特徴があります。

保存が効かないということは要するに、承認欲求は定期的に満たさないといけないものなんです。

例えば人間には睡眠欲があるので、定期的に眠る必要がありますよね。また僕たちには食欲も根源的な欲求の一つにあるので、食べ物がないといずれ死んでしまいます。

大体、人間は食料無しで生きられる最大のタイムリミットが72時間と言われています。水無しの状態だと3日も持ちません。

落合

このように承認欲求は睡眠欲や食欲が保存が効かないのと同じで、定期的に満たさないと体がおかしくなってしまうわけです。

だから完全に承認欲求を捨てることはできません。

実際、承認欲求を完全に捨ててしまうと、後々支障が出てくるため全くオススメできないのです。

2-2.承認欲求を完全に捨てるのが推奨できない理由

もしも承認欲求を完全に捨てることができたら他人に嫉妬もしなくて済みますし、人から否定されるのも怖くなくなります。

だから一見して、幸せな状態に見えるかもしれません。

しかし承認欲求を完全に捨てるということは、”自分にも相手にも興味がなくなる”ということを意味しています。

つまり、成長欲求がなくなってしまうのです。

承認欲求を簡単になくす方法|僕が克服するために実践してきた全て。

成長欲求がなくなると人間は退化していく一方なので無気力人間が出来上がります。

無気力に日常を過ごしたところでうつになるだけなので、僕たちにとって成長欲求は必要不可欠な欲です。

だから承認欲求を完全に捨てるのは推奨できませんし、そもそも根源的な欲求だから捨て去ることもできないのです。

そんな厄介な承認欲求を克服するにはどうしたらいいのか?

それでは、いよいよ記事の本題に入っていきたいと思います。

3.承認欲求を簡単になくし、克服する方法

承認欲求を完全に捨てる方法はありませんが、強い承認をなくし、克服することは可能です。

承認欲求と上手に付き合っていくことができたら、強い承認で悩む必要がなくなって、人生も生きやすくなります。

実際のところ僕があれこれ承認欲求をなくそうと模索している中、結果として承認欲求をなくす方法は一つしかないと導き出したことがあります。

その方法とは『他者と自分を分けて考える』ということ。

【嫌われる勇気】で有名なアドラー心理学的に言えば『課題の分離』ですね。

課題の分離以外で強い承認欲求を克服するのは不可能なんじゃないかと僕は結論づけています。

3-1.課題の分離を詳しく解説

課題の分離とは自分の課題と相手の課題を分けて考える思考法を指すのですが、順を追って承認欲求を克服する手段を説明していきますね。

基本的に僕たちの感情や事象は『自分でコントロールできるもの』と『そうじゃないもの』とで分かれます。

例えば『人から褒められる』ことはコントロールできることなのか、あるいはコントロールできないものなのか?

正解はコントロールすることができない、になります。

仮にテストで100点取ったところで、他人から『凄いね!』と言われるわけではないですよね?

仕事の営業などで良い成績を残したとしても、同僚や上司から絶対に褒められるとは限りません。

人生を歩んでいく中で自分の管理下に置けない状況は無数に起きますので、全てを自分と繋げて考えていると脳が処理できなくなるのです。

例えばなんですが、自分の人生をどう生きようが究極的に言って他人には全く関係ありません。

自分の人生をどんな風に生きようが他人が介入する余地がないので、『自分の課題』として処理できます。

一方、それを他人がどう評価するかに関しては完全に『他者の課題』となるので、本来は自分が気にする必要が全くないのです。

つまりアドラー的に言っても、僕たちは”自分”と”他人”とを分けて考えるのがベストなのであって、どれだけ他人が成果(結果)を出していたとしても嫉妬する必要がないわけです。

『自分は自分。他人は他人』という言葉は誰もが一度は聞き覚えがあると思いますが、まさにこの言葉が全てであって、承認欲求を克服する方法は『自分と他人の課題は分けて考えるべき』というのを意識することにあります。

 

…とは言うものの。

「そんなことは分かってるよ!
それでも簡単に克服できないんだ!」

という思いを抱いている方がムチャクチャ多いと思います。

ごもっともです。

承認欲求が鬼強かった頃の僕がこの記事を読んでも、

「そんな簡単に気持ちを切り替えられたら苦労はしない!」

と叫んでいます。

では、どうすれば強い承認欲求を克服することができるようになるのか?

実は今から話す内容が承認欲求の塊だった僕が克服できた方法なんですが、それが、

「他人と自分を比較するのではなく、未来の自分と比較する」

という考え方です。

3-2.『課題の分離』の応用

他人と自分を比較するから『嫉妬』が生まれて、結果的に承認を求めるようになります。

嫉妬は際限がありませんので、他人と比較していたらいつまで経っても承認欲求を克服することはできないのです。

それにアドラーが『課題の分離』で言っているように、『他者と自分は分けて考えるべき』です。

だからこそ他人と自分を比較するのではなく、『未来の自分と比較する』のが嫉妬を生み出さない思考法となります。

未来の自分とは、

  • 将来的にこうなっていたい自分の姿
  • 夢を叶えた後の姿
  • 自分が成功した未来

上記のようなことであって、

『”将来的に成功してるであろう自分” と “現在の自分” を見比べて何が足りないのか?』

を比較していくことで承認欲求を克服していけます。

未来の自分と比較することで、理想の自分に近づく意思が強まるようになるため他人へ敵意を向ける必要がなくなるのです。

以前の僕は他人とばかり比較してネガティブな感情を生んでいたのですが、『未来の自分と比較する』という考え方を知ってからは心が楽になりました。

僕は比較する相手を完全に間違えていたので、

「他人は他人、自分は自分なんだな。」

と素直に思えるようになり、強い承認欲求を簡単に克服することができたのです。

それと『他人と自分を比較するのではなく、未来の自分と比較する』この意識を持つだけで、他人を応援することができるようになります。

承認を求めていた頃は他者が敵だと思っていたのですが比較対象が未来の自分になったことで、他者が敵ではなくなり、純粋に応援できる存在になったのです。

これも大きな心境の変化ですよね。

他者をずっと敵として見て悶々もんもんと日々を過ごすよりも、他者を心から応援できた方が気持ちは晴れやかになりますし、ネガティブな感情を抱かなくて済みます。

なので承認欲求を克服する方法としては、

「他人と自分を比較するのではなく、未来の自分と比較する」

という考え方を持つことが重要になります。

4.承認欲求に関するオススメ図書3選

承認欲求をなくす方法については今回の記事を読めばわかります。

また、承認欲求を満たす方法に関して言えば以下の記事を読めば理解できますね。

この2記事で承認欲求に関しては相当深いところまで学べるのですが、より承認欲求に対して向き合ってみたい方もいるはずです。

そこで承認欲求に関するオススメ図書を3つほど厳選して紹介しますので、こちらも参考にしてみてください。

4-1.【嫌われる勇気】(岸見一郎)

まず、承認欲求を語る上で絶対に外せないのが『アドラー心理学』です。

フロイト、ユングと共に三大心理学者として有名なアルフレッド・アドラーの研究をもとに生まれたのがアドラー心理学になります。

今回の記事で書いた『課題の分離』もアドラー心理学がもとになっています。

そんなアドラー心理学を学ぶ上で非常に読みやすい本が【嫌われる勇気】です。

日本でも大ベストセラーになりました。

アドラー心理学のエッセンスに関してはずっと話してきたのですが、更に学びたい方は【嫌われる勇気】を手に取ってみてください。

自己啓発という観点から見ても【嫌われる勇気】はオススメです。

4-2.【承認欲求 「認められたい」をどう活かすか?】(太田肇)

承認欲求という文字がそのまま本の表紙で大きく載っている本があります。

それが【承認欲求 「認められたい」をどう活かすか?】です。

誰もが『人に認められたい』『否定されたくない』と思っています。

そんな承認欲求をどのように受け入れていけばいいのかについて詳しく述べられていますね。

この本は非常に読みやすい文章構成になっているので、サクサク読み進めていくことができると思います。

4-3.【認められたい】(熊代亨)

結局のところ承認欲求は、

「他人から否定されたくない≒認められたい」

という感情のことを表します。

そんな認められたいという感情がそのまま本のタイトルになっているのが【認められたい】です。

【認められたい】も承認欲求のことを理解する上で、非常に勉強になる本ですね。

この本では主に承認欲求を満たす方法について学ぶことができます。

承認欲求の苦しみを解決する『答え』というよりかは『考え方』がわかりますので、非常に参考になると思います。

まとめ

承認欲求は根源的な欲求のため、完全になくすことはできません。

しかし『課題の分離』を意識することで、強い承認欲求から解放されるようになります。

とにかく承認欲求を克服するために大事なことは、

「他人と比べるのではなく、未来の自分と比べる」

という意識です。

この意識に自分を変化することができれば、承認欲求の強さを極限まで抑えることができます。

僕がいくつもの対策を講じてきた結果、最も承認欲求を克服するために効果があったのが『未来の自分と今の自分を比べること』でした。

今日から意識を変えることはできますので、ぜひ実践してみてください。

それでは今日はこの辺で!

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落合えいた
職業:ゼネラルマーケター(ゼネラリスト×Webマーケター)。特定の分野・スキルに依存せず、マーケティングの原理原則に基づいたビジネスを実践。現在は、Webマーケティングを軸に、世の中の『価値の総量』を上げていくことを追い求めています。
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