『傘』というチケットを払って億の世界を覗いた話。

こんにちは、落合えいたです。
今日は僕が『年収数億稼ぐ経営者と一緒にお酒を飲む機会を得られた方法』についてお話していきたいと思います。
時系列で言えば、このエピソードは僕がWebマーケティングを学んで、自由を得たあとの話です。
今回、お話する内容は僕にとって価値観が破壊された出来事だったのですが、そこから学べたことも多いので記事にしてみます。
※物語調で話していくため口語体で失礼いたします。口語体が苦手な方はプラウザバック推奨。
自由を得て『ゾンビ』になった男
僕は元々、自由を手に入れるためにWebマーケティングを学び始めた。
ちなみに僕のことについては『落合えいたのプロフィール』で詳しく語っているので参考にしてもらいたい。
で、プロフィールでも語っているが、とにかく塾講師の仕事が辛すぎたので僕は逃げるようにビジネスを学んだ。
そういった意味では、僕は『まごうことなき負け犬』だ。
組織の中で働くのが辛すぎて逃げたのだから、『社会不適合者』と後ろ指をさされてもしょうがない。
でも、どうにかして僕は一人で生き抜く力が欲しかった。
つまり『自由』が欲しかったんだ。
だから僕は死に物狂いでWebマーケティングを学び、ビジネスの原理原則的な部分も深く学んだ。
その結果、起業1年目で僕は仕組みを完成させ、晴れて自由を手に入れることになる。
(※ちなみに完成した仕組みは半年ぐらい稼働させたのちに解体しました。これについては、もしも僕と直接会う機会があれば聞いてください)
しかし、自由を手に入れた結果、僕は堕落した生活を送ることになった。
仕組みが勝手に稼働するからノータッチでも仕事が回る。
だから僕は自宅に引きこもるようになってアニメやYouTubeばっか見るようになったんだ。
もちろん、仕組みを多少はテコ入れしていた。
クライアントのビジネス相談も真剣に取り組んでいた。
でも、毎日8時間以上もかけて働くサラリーマンと比べたら『鼻くそレベル』の作業。
客観的に見たら『どうしようもないニートそのもの』だ。
まぁ、こういった生活に憧れを持つ人もいるのは僕も理解している。
現に僕だってこんな生活に憧れていて、そのためにWebマーケティングを死ぬほど学んだ一面も確かにある。
でも実際に自分がその状況になったら、本当にやることがなさすぎて毎日が退屈すぎた。
生きているけど生きた心地がしない。
まるで僕は『ゾンビ』のような状態だった。
そんな生きた屍のような状態で過ごしていた時に、僕は一人の男と出会った。
その人こそ僕の価値観を劇的に変えた『年収数億円を稼ぐ経営者』だった。
自由を得て調子に乗っていた時に現れた別次元の存在
年収数億円稼ぐ経営者、『Aさん』としよう。
このAさんがとにかく凄まじい知識を持っていて、僕なんかよりもマーケティング力が遥か高みにあった。
しかもAさんはまだ全然若くて、僕とそんなに年も変わらない。
「なんじゃこの人は、、、?」
と素直に思いましたね。
で、僕は偶然その人が発信してる情報をキャッチして、ブログやメルマガを穴が空くほど読み進めてみた。
そしたらもうとにかく発信してる情報のレベルが高くて、なおかつ読んでて面白すぎた。
最早、僕の発信なんか足元にも及ばない。
月とすっぽんどころか『月とおたまじゃくしレベル』で明らかに情報格差があった。
悔しい気持ちも溢れてきたけど、それ以上に勉強になることが多すぎたから食い入るように読んだんだ。
そんなある日、Aさんが新しいデジタルコンテンツ(教材)を販売するという情報をキャッチしたから僕は速攻で購入した。
正直、値段は決して安くないと思う。
20万円以上なので一般的に見たら高額だ。
でも、僕からしたら年収数億円も儲けている人の教材だから、むしろ安すぎるだろと思った。
実際に僕は20万円以上する教材を何度も何度も読み込んで、『血肉』に変えていくことに全力を注いだ。
不思議なもので、読み進めていけば読み進めていくほど新しい発見が出てきて本当に教材のレベルが高くて僕は心躍った。
そんなこんなで教材を学んでいると、Aさんが主催する教材購入者限定の『懇親会』の案内が僕のメールボックスに舞い込んできた。
僕は、
「マジか!!Aさんと直接会える?!こりゃあ行くしかないでしょ!!」
と鼻息を荒くして『懇親会』の参加を決意。
当日、僕はAさんに会えることを本当に楽しみにしていた。
それと同時に『変な質問とかをして失望させたらどうしよう?』などと、いらん緊張感も持ち合わせていたんだ。
めったなことでは緊張しない僕でも、この日ばかりは『死ぬほど』緊張したのを覚えている。
そんなワクワクとドキドキの相反した感情を持ちながら懇親会の集合場所に僕は向かった。
そして、初めてAさんを目の前にして正直ムチャクチャ感動した。
「うおー!!Aさんだ、Aさんが俺の目の前にいるぅ!!」
と、さしずめ好きなアーティストのLIVEに来ている観客並みの気持ちになっていた。
ちなみに人は『感動』してしまうと言語能力を極端に失う。
だから、分析を生業とするマーケターが感動しちゃマズイんだが、僕は今この瞬間は『マーケター』を捨てて『Aさんから学ぶ者』にクラスチェンジした。
で、懇親会が始まると、出るわ出るわ特大の情報。
Aさんが持ってる別次元の知識がどんどん披露されていくので、僕は超絶にメモを取った。
それと同時に今までの自分自身の行動とかが恥ずかしくなっていったんですね。
「なーに仕組み作って、”わー、自由だ〜!!”とか言っているんだ俺は、、、」
と割と本気で情けなくなったし、ゾンビみたいな状態で苦しんでいた自分にも『何でそんなところで成長を止めてるん?』と疑った。
とにかく、Aさんとの1回目の懇親会は衝撃の連発で僕自身、勉強になるところが本当に多くて刺激的だったんだ。
まぁ『1回目』と書いたように、実は懇親会の第2弾がある。
その『2回目の懇親会』が今回の記事の本題になるわけなので話を進めていこう。
異世界に入るためのチケットは『傘』だった
Aさんとの1回目の懇親会があってから数ヶ月後。
再びAさんから懇親会の誘いがやってきた。
これも1回目同様に教材購入者限定の懇親会だったが、今回は軽い審査が設けられていて、それを突破しないことにはAさんと会えないらしい。
僕は何としてもAさんともう一度話がしたいと思ったので、光の速さで審査項目を埋めて、ムチャクチャ『行きたいアピール』をした。
その結果、何とか審査に合格することができて、Aさんと2度目の対面を果たすことになる。
2回目の懇親会は東京都港区六本木で開かれた。
六本木はマジで人も建物もハイテンションすぎてビビります(笑)
夜中でも人が普通に街中をわんさか歩いているので『これが東京か、、』と、田舎もん発言がリアルに僕の中で沸き起こりました。
まぁ、そんな話は置いといて2回目の懇親会について話していこう。
2回目の懇親会は僕を含めて大体10人。
しゃぶしゃぶがムチャクチャ美味しくて、それだけで僕はテンションが上がった。
で、僕が嬉しかったのはAさんが僕のことを覚えていてくれたことだ。
「いやいや…、数ヶ月しか経っていないんだから覚えてるのは普通でしょ。」
と思われるのも無理はないが、Aさんはネットとリアルに関係なく手広くビジネスをやっていて、年に何百人(何千人?)単位で人と出会う機会がある。
要は1度会っただけの人は普通に忘れるということ。
だからこそ僕は素直に嬉しかった。
さて、いざ2回目の懇親会が始まったわけだがここでも今まで聞いたことがない情報が次々と出てきた。
正直、僕も情報には数百万単位で投資をしてきていたので、濃い情報をインプットしてきた自負はあったんだ。
それでも僕が仕入れたことがない情報が続々と飛び交っていたので、素直に僕は学びまくった。
懇親会自体は1次会と2次会があって、僕はその両方に参加した。
本当に満足度の高い懇親会だったと思う。
さて2次会が終わった時にはもう時間も24時近かったので、Aさんとの懇親会もお開きとなった。
2軒目のお店を出たら、10人近くいた参加者も続々と帰路に着いていく。
ただこの時Aさんは店を出ても、店の入り口付近にずっと立ち止まっていた。
ちなみにAさんの近くには懇親会に参加していたNさんという方もいて、2人でひそひそと話している。
どうやらNさんとAさんは、これから2人だけで3件目に行こうとしているようだ。
でも店の入り口から外に動かなかったし、動けなかった。
なぜなら『雨』が降っていたから、、、。
雨降ってますねー。どうします?
Nさん
どうするかな…
Aさん
こんな会話が聞こえてきた。
ちなみに、この日は雨が降るか降らないか微妙なラインで、実際に懇親会の参加者でも傘を持ってる人は半々だった気がする。
そして、僕は『傘』をたまたま持っていた側の人間だった。
だから僕はAさんたちに向けて、こんなことを言ったんだ。
Aさん!よければ僕が持ってる『傘』を使ってください!僕は濡れて帰るんで全然大丈夫です!
落合えいた
と僕は持っていた『傘』をすかさず渡した。
そうしたらAさんたちは僕に向かってこう言った。
いいんですか?!あっ、じゃあ落合さんも一緒に寿司食いに行きましょうか!
Aさん
いいっすね〜!行きましょう!!
Nさん
と、僕はAさんとNさんの仲に割って入る形となったんだ。
突然、起こった出来事すぎて驚いたのは無理もない。
ちなみに、後からわかったことだがAさんと一緒に3軒目に行こうとしていたNさんは『Aさんが経営している会社の役員』だった。
Nさん自身もかなりの実力者で、月収7桁を仕組み任せに稼いでいる凄腕ビジネスマンだ。
とまぁ元から親交があった2人が行きつけの寿司を食べに行くところを、僕はなぜか500円もしない『傘』を手渡しただけで割って入ることができた。
ラッキーすぎて震えたし、今日ばかりは『傘』を渡した自分を褒めた。
次々と出てくる未知の情報に絶句
3軒目(3次回)はAさんが行きつけにしてる寿司屋に向かった。
正直、一人だったら絶対に入れないような店だし、そもそも場所が大通りから外れていたんで場所すらわからなかっただろう。
店の席も7、8個しかなくて本当に隠れた名店とも言える場所だ。
そこで僕はAさん、Nさんと共に話をしていたんだが、2次会までの内容とは色んな意味で次元が違った話を聞くことができた。
ビジネスの話以外でも、公の場では話せないようなエンタメ(芸能人など)の裏話的なのもじゃんじゃん出てきた。
今までの僕だったら決して仕入れることができないような情報だ。
この時、僕は質の高い情報が上のほうでグルグル回ってると強烈に気付かされた。
その後、僕はAさん・Nさんと共に朝まで飲んだ。
ぶっちゃけ、僕は3軒目の最初にテキーラを飲んで結構キテいたからあんまり詳しく思い出せないが、5次回とか6次回までやっていたと思う(笑)
最後のほうはフラフラだったが、それでもあの日の出来事を僕は忘れることはない。
たった500円の『傘』が異世界に入るためのチケットだったからーーーーー
ビジネスで大事なのは『オファー』という話。
以上が『年収数億稼ぐ経営者と一緒にお酒を飲む機会を得られた方法』になります。
僕自身、これはかなり貴重な経験をしたと思っています。
元々は年商数億稼ぐ『Aさん』とAさんの会社の役員である『Nさん』が2人でお店に行くところを、完全なる『部外者』の僕が割って入っていけたからです。
実際、懇親会が終わったその後もAさんやNさんと飲む機会が訪れるようになったということもあってか、とても思い出深いエピソードです。
で、ビジネスで大事なのは価値を提供することなんですが、総じて『オファー』が大事になってきます。『オファー』というのは提案することなんですが『相手が欲してるものをオファーすること』さえできれば、どんな世界でも生き抜いていくことができるのです。
なぜならオファー力があるだけで、僕が経験したように本来手に入れることが出来なかった情報や人脈が降りてくるからです。
だからこそビジネスではオファー力が大事になってきます。
ちなみにオファーで大事なのが『相手にメリットを提示すること』です。これが大前提。
で、このメリットというのが時と場合、あるいは各個人によって提案の仕方が異なってきます。
例えば今回お話したエピソードでは僕はAさんが困っている時に『傘』を渡すことができたから、その後にとんでもない情報を入手することができたんです。
たかが500円の傘が年収数億円稼ぐ経営者&役員の方と、クローズドな環境で飲める『チケット』に早変わりしたわけですね。
要するに、その時々によっては『傘』という何の変哲も無いアイテムがプレミアムな価値を帯びることがあるのです。
例えばTwitterとかのDMもコピペは絶対にダメなんですよ。
よくいますよね?
『どう考えてもこれ、他の人にも送ってるでしょ、、、』って思われる文章を送りつけてくる人。
あれはビジネス的にいって、本当にナンセンスです。
そりゃあ玉砕するに決まってますよ。
本来だったら相手のメリットを提示しなきゃいけないはずなのに、それが全然伝わってこないのでオファー力でいったら『0』。
いや、むしろ相手がこっちの文章を読む時間を奪ってるのを考慮にすると『マイナス』です。
仮にTwitterのDMで提案を通したいんだったら、まずは相手のことを徹底的にリサーチして、その人に合ったメリットを伝える必要があります。
メリットを提示しない限りは人は動かないので、その時々に合った対応をしていきましょう。
もちろん僕のエピソードで言えば、僕がたまたま『傘』を持っていたので相手方のメリットを提案できました。
これは正直、運の要素もあります。
でも、人生が変わる時というのは『一瞬』です。
当時は懇親会の参加者でも傘を持っていた人が何名かいたので、もしかしたら傘を渡したのが僕じゃなかったかもしれません。
本当に一瞬のタイミングで、次元違いの情報が掴めるかどうかが決まってくるのです。
なので、常に僕たちはアンテナを張り続けて『相手が動きたくなるようなオファーをすること』を意識付けていく必要があります。
何度も伝えていますが人を動かす時に大事なのは『オファー』です。
『オファー』を極めていくためにも、常日頃から『相手はどうやったら喜ぶのか?』というメリットを想像しておくのが大切ですね。